実家で新聞を読む。
神奈川の蒲谷さんという人が愛犬の柴とAF20だかHF05だかで阪神大震災の支援の募金を集める為日本全国を行脚するという実話が映画化されるという記事を見た。
この人、昔バイブスで見た事がある。
蒲谷さんはある出来事を契機に被災地の支援を目的にし、愛犬を連れ日本全国を行脚したという。
愛犬ジローはステップボードに後ろ足を置き、ハンドルカバーに前足を載せ主人と行動を共にした。
旅を続けるにあたり蒲谷さんはジローが不可欠であったろうし味方以外は全部敵という習性を血潮に刷り込んだ柴なジローは主人の傍に居られるのであれば本来不得手な二足立ちで延々不安定なファミリーバイクにしがみついている旅も又、幸せな日常だった事だったであろう。
ドラマチックな10年をジローは全うし、蒲谷さんは現在ほぼ寝たきりの生活を送られているという。
彼らが見たであろうアスファルト、バス停、廃屋、、石畳、溝川、足早に通り過ぎるサラリーマン、小銭を入れる老婆、コンビニの車止め、ガードレール、近づいてくる警察官、読めない漢字一文字のプラカップ、素晴らしい星空等を芋の湯割りを何杯も作りながら夢想する。
いつしか三角コーナーの野菜屑の様に眠りこけていた。